大学生「社会教育実習」の実施

 8月10日(火)ノートルダム清心女子大学3年生の学生二人が、新山公民館に社会教育実習に来ました。二人は、社会教育主事や社会教育士の資格を取るため、現場体験を通して実践的な能力を身につけることを目的に、8月中に、笠岡の公民館を5日間訪問する予定です。第1日目が新山公民館でした。

 午前中は、まず、スライドや公民館だよりを見てもらいながら、新山公民館の取組事例の紹介をしました。そして特別に「皆でクッキング」講座の方に赤飯を作っていただいていたので、見学で調理室に行き、先生に講座ができたいきさつや、今はコロナの影響で講座の目的でもある、みんなでワイワイ賑やかに料理を作って食べるということができないため、休講中で、早く再開したいというような話を聞きました。

 そして、地元の中学2年生8人と意見交換会をしました。急きょ話を聞きつけた矢掛高校3年生2人も加わり、地域との関わり方、地域の良いところなどを発表したり感想を言い合いました。大学生は、新山地区の子供たちが地域ととても密接に関わっており、自慢に思っていること、変わらないでこのままでいてほしいと思っていることに驚いていました。ちょっとみんな恥ずかしそうに話していましたが、急な誘いにみんな暑い中集まってくれてありがとうございました。

 午後からは、新山小学校を訪れて校長先生の話をお伺いしました。これからの学校のあり方、今、新山小学校で取り組んでいること「意識のアップデートを」ということで、先進的な実例の話を聞くことができました。例えば、ジェンダー平等の面から、男女混合名簿、服装は女子のスカートでも体操ズボンでも可、男子の半ズボンでも長ズボンでも可、SDGS、NIE、GIGAスクール構想、タブレット教育、先生の働き方改革などなど積極的に取り組まれていることにとても驚きました。何より、児童の主体性を重視しているところに感動しました。何をするのか、生徒たちで決めさせるようにしているそうです。運動会も修学旅行もコロナの影響で中止になったり、制限がありますが、子どもたちに決めさせたり、宿題も自主学習にしているそうです。

 そして、これからの学校と地域ということで、分かりやすくコミュニティースクールと地域学校協働活動についての説明もしてくださいました。と、大学生の学習だったのですが、私も一緒に聞いて、とても勉強になりました。😊 校長先生、夏休み中にも関わらず貴重な話をありがとうございました。

 そして、新山保育所での実務見学に行きました。

ちょうど、おやつの時間だったので、静かに見守るだけだったのですが、ちゃんと、消毒をして黙ってたべている姿にほっこりしました。先生の日頃の努力が伝わってきます。職員室で、所長先生のお話を聞くこともできました。保育士を希望している学生もおり、興味深く聞いていました。コロナの影響で変わったこと、苦労していることなども質問していました。自分の子どもの頃のことなど話が盛り上がり時間オーバーしてしまいました。保育所の先生方お忙しい中ありがとうございました。

 そして、急きょ放課後児童クラブの「つくしんぼ」におじゃまをしました。ちょうどスライムを作って遊んでいるところでした。

 以上3か所は公民館から、歩いてすぐなのでこの盛りだくさん日程が9時から16時まで6時間で終わることができました。公民館に戻って、館長に感想などを発表し、終了しました。今日1日の体験が少しでも、大学生の将来の役に立てばと思います。お疲れ様でした!